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秘書艦 ー電の場合ー(12)

秘書艦 ー電の場合ー(12)

投稿者:Midorikodan さん
「司令官たら、またなのです・・・・・・。」 小柄な秘書艦が珈琲カップを片付けながら、軽く非難するような口ぶりで呟いた。 昼過ぎに、真夏の太陽は天頂に到達していた。 赤いカーテンは両脇に束ねられていて、外からの景色がよく見える。 船渠のクレーンがその巨体を揺らしながら、何かを運んでいる。 この物資不足の時代、さびれた軍港で建造中の艦はないので、廃船の解体でもしているのだろう。 「んぐぐぅ・・・・・・。」 いびきとも…
2015年05月06日 03:52:48 投稿
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