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秘書艦 ー電の場合ー(11)

秘書艦 ー電の場合ー(11)

投稿者:Midorikodan さん
赤いカーテンを左右に従えた窓から、司令官室に日差しが差し込む。 まだ5月になったばかりだが、じっとりと汗を呼ぶような濃さがある。 珈琲カップには、秘書艦が淹れてきた珈琲が半分ほど残っていた。 砂糖を入れずミルクだけで割ったそれは、何やら今の私の気持ちを代弁しているようだ。 カチャリと音を立て、口に含んでみる。 甘くはない。が、苦味と酸味はミルクが覆い隠し、酷く中途半端な液体が喉を通過した。 「やはり、…
2015年05月03日 03:21:23 投稿
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