挫折したピアニスト
投稿者:G_Minor さん
私は蒼褪め、心の中で叫ぶ
有り得ない
こんな音の運び方が出来る筈がない
その旋律は、彼女の人生
私の人生には何の旋律も無いから
自由に音と戯れることが私には出来ないから
「だいじょうぶ? 一緒に弾いてみましょう」
彼女がそっと私の肩に触れる
旋律はいつしか歪になり、私の頭の中で反響を繰り返す
あるいはそれは私の断末魔であったのかもしれない
窓から差し込む月明かりに照らされた美しい彼女
自在に旋律を紡ぎだす…
2014年11月06日 13:03:59 投稿
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