夜道を歩いていると
投稿者:ハマー さん
女性がうずくまっていた。
私が近づいたのに気付いて彼女はゆっくりとこちらを見る。
どうしたのかと尋ねると気分が悪いと言う。
顔を伏せているがとても美しい女性だ。
私はつい下心から、里まで送ることを提案した。
彼女はどこか人間離れした目を細めて、
「それではお言葉に甘えます」と言った。
私は女性を背中に乗せ、里を目指して歩を進める。
彼女の体は軽く、柔らかかった。甘い香りが鼻腔をくすぐる。
「あなたは優し…
2012年06月04日 23:10:38 投稿
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