「あ、そういえばさぁ」
投稿者:せつ さん
そう言って先輩は振り返って僕を見る。胸焼けするような夕焼けの朱が先輩のシルエットを鮮やかに彩っている。ふと、ふわりと舞う長い髪から幽かに覗いているピンと立った耳に、僕の意識は吸い込まれる。あれ?先輩の耳ってこんなエルフみたいな耳していたっけ?
そういえば僕は、先輩の事を何も知らない。
でも、それ以上を知ってしまうと先輩がどこかへ行ってしまいそうな気がする。
「今日は白なんですね、先輩」
そうして僕は…
2025年09月04日 19:31:39 投稿
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