投稿者：Ｎ→Ｚ↑Ｏ↓Ｚ←Ｎ さん

彼はとうの前に限界を迎えていた。 既に体は崩壊を始め、残された時間は数刻と無かった。 涙を浮かべ見守る人々に、彼は微笑む。 塵となり消えゆく彼の瞳には、一切の後悔もなく。 ただ安らかな笑みだけが向けられていた。 そして────。